【サンジェルマン伯爵】何百年も生きる不老不死の男とはいったい何者なのか?

世界の都市伝説

今回お話しするのは

不老不死の男

サン・ジェルマン伯爵 

この人物について出来る限り深く掘り下げていきましょう。

全部で3ページあります。

  •  1ページ目: 伯爵の基本情報と歴史
  •  2ページ目: 逸話など
  •  3ページ目: その死と噂

サン・ジェルマン伯爵とは?

サン・ジェルマン伯爵とは?

(出典: サンジェルマン伯爵 – Wikipedia)

サン・ジェルマン伯爵とはヨーロッパを中心に活動していた「不死伝説」を持つ実在した人物の事です。

なぜ「不死伝説」という通り名が付いたのかというと、彼は生没年不詳、さらにその生涯のほとんどが隠されたまま。

多くが謎に包まれていたので様々な噂が彼に付きまとったが彼自身もこれを否定しなかったこともあり、歴史に名を残すこととなったとのこと。

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サンジェルマン伯爵はいつ頃実在していたのか?

彼が存在していたのは18世紀だといわれているのだがその後いつまで存在していたのか?

なんと驚きの今の21世紀も発見報告があり、年齢についても最低でも200年以上は生きていると考えられます。

なぜこのようなことになっているのかという話なのですが、先ほども申した通りこのサン・ジェルマン伯爵は不老不死なのでこのようなことが起きているのです。

過去に彼が一度死ぬまでにその姿を現した話で有名なのは

  1. 1710年
  2. 1750年
  3. 1710年と1750年に同じフランスの貴婦人
  4. ルイ15世との不思議な会話
  5. プレイボーイでも有名なカサノバとの出会い

それぞれ見ていきましょう。

初めて証言が出たのは1710年のフランス

サン・ジェルマン伯爵 最初の登場

サンジェルマン伯爵が初めて現れたのは1710年のフランスで、この時の彼の外見を語っているのは当時フランスで有名だった作曲家のジャン・フィリップ・ラモー

彼は近代和声学の基礎を作った人でもあり、オペラ、カンタータなど数多くの作品を残した権威ある人物です。

そんな彼は伯爵に対してこう語った。

サンジェルマン伯爵は不思議な人物だ。

50歳位に見えたが、もっと若かったかもしれないしもっともっと年を取っていたのかもしれない。

恐ろしく話題が豊富でついつい引き込まれていく。

彼と話をしていると時間を超越した世界に生きているような感じがしてくる・・・・。

この時から胡散臭い人物っぽく感じられるがこの時はそこまで知名度がなかった。

というのもこの時はまだ伯爵が人前に出ることも少なかったからと言われている。

ラモーの目の前に再び現れたのは40年後の1750年

その次に現れたのはなんと40年後のフランスのパリの社交界に華々しく登場し始めるようになる。

この時、1710年にサン・ジェルマン伯爵に再会した作曲家のラモーは彼に対して非常に驚いていた。

というのも、この時の伯爵の外見はラモーが初めて出会った時から40年もたっていたのに見た目が中年の男性のように見えたからである。

つまり外見が40年も経っているのに全く変化していないのである。

ラモー氏が見間違えたのか?それとも・・・・・。

フランスの貴婦人のジェルジ伯爵も1710年と1750年に出会っている

実はこのジェルジ夫人と呼ばれる方も、サンジェルマン伯爵に1710年にベネチアで出会ったと証言しています。

この時、彼女は

「あの方は45~50歳ぐらいでしたが、サンジェルマン伯爵に間違いありません」

といっている。

それから40年後のパリのポンパドゥール公爵夫人のパーティーでもう一度伯爵に出会った彼女は腰を抜かすほど驚いたそうです。

普通に考えたら40年経ったのに外見が全く変わらない男性が目の前に現れたら驚くのも無理もありません。

この時サンジェルマン伯爵は言葉を残しています。

私は変わらないように見えますが実は非常に年を取っているのです・・・・。

カサノバもサンジェルマン伯爵に出会っている

カサノバもサンジェルマン伯爵に出会っている

(出典: ジャコモ・カサノヴァ – Wikipedia

世界史に残る『回想録』の著者でもあり稀代のプレイボーイでもあったカサノバもサンジェルマン伯爵と出会っており、体験談を残しています。

サンジェルマン伯爵は昼食会でせっかくの御馳走に目もくれずにのべつまくなしにしゃべっていた。

だが、それでも少しも煩わしいとは思わなかった。

むしろ話に引き込まれていった。

さらに彼は10か国語の言語を喋れてさらに音楽家でもあり、大科学者でもあった。

さらに彼は洗練された物腰で、なかなかの美男子で、しかも女たちの肌を美しくする”おしろい”やオーデコロンを与えたので女をこの上なく喜ばせたので非常に女性にモテモテだった。

もっと度肝を抜かされたのは、彼はダイヤを溶かして最も美しい透明度を持つダイヤを1ダースは作って見せると公言し、さらに彼は特殊な秘薬のおかげで何も食べる必要がなく、さらに300年以上は生きている。

なんと厚かましい男なのだろうと思ったが、少しも不愉快な気分にならなかった。

何事にも非凡な才能を持った不思議で、非常に驚くべき男だった。

こう言い残しています。

次のページからはサンジェルマン伯爵の逸話などを解説していきます。

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